ここではニュースなどで度々取り上げられるTPP(環太平洋経済連携協定)について分かりやすく説明していきたいと思います。

TPP(環太平洋経済連携協定)とは

TPP(環太平洋経済連携協定)とは、太平洋を取り巻く国々が戦略的にお互い経済で連携していくという協定です。

具体的には輸入にかけられる関税をなくして自由に貿易できるようにしたり、金融商品を自由に売買できるような関係にするといった事です。

TPPのメリット・デメリットについて

TPPのメリット

  • 関税がなくなる事で商品の多くを安く購入できるようになる
  • 日本のウリである工業製品を輸出しやすくなり、国内の雇用や収入にも良い影響をもたらす
  • 経済相互依存関係を深めることでアジア・太平洋地域の安定に寄与し、安全保障上でもメリットとなる

TPPのデメリット

  • 海外の安い農産物が大量に輸入されることで、日本国内の農業が壊滅状態になる可能性がある
  • 日本の食品の輸入規制が引き下げられることで、食品の安全性が損なわれる恐れがある
  • ISD条項(多国間における企業と政府との賠償を求める紛争の方法を定めた条項)によって、日本にとって不利な判決が出た場合でもそれに必ず従わなければならない

TPPの現状について

農業が壊滅状態になるといったデメリットから国内でも賛否があったTPPの問題についてですが、結局日本は2013年に参加方針を表明しました。

ただし農産物に関しては関税をかけないと国内の農産業が打撃を受ける事から、最終的に米の関税に関しては守られる事になりました。

最近では参加国であったアメリカの大統領であるトランプ氏がアメリカ人労働者を守るといった理由により、TPP交渉から永久に離脱するという事を表明しています。

TPPを離脱したアメリカは今後二国間EPAにシフトしていく予定で、アメリカと日本の間で結ばれる予定であるこの協定に関しては、TPPよりも条件が劣悪で日本にとって厳しい状態になると予想されています。